
現代では、普段スマートフォンなどで写真を撮る人が多いですが、ほんの数年前までは、カメラがないと写真を撮ることができませんでした。
そして20年ほど前までさかのぼると、デジカメも普及しておらず現像やプリントするまでどのような写真が撮れているか分からないこともあり、現像を楽しみに待っていたという人も多いのではないでしょうか?
真っ黒なときもあった笑
カメラはこの数十年で幾度なく姿を変えてきてきましたが、そんなカメラの発明記念日は
カメラの始まり→フランスで生まれた初めての写真機
1829年の3月19日、場所はFRANCE(フランス)で
と言う写真機が世界初で誕生しました。
このダゲレオタイプの写真機は、日本では『銀板(ぎんばん)写真』とも呼ばれるもので、銀メッキをほどこした金属板を感光材料として使う写真技法のことを言います。
「世界初」の写真機は、当初は写真を撮るのに時間がかかり約15分~30分もかかったそうです。
しかも写真に写る人は、この長い時間は動いてはいけません。
まさに自分との戦い…我慢比べですね
私は5分でもつらいかも
さらに感光材料やカメラは、今では考えられないほど大きくかなり不便だったとか。
今思うと少し「クスッ」と笑ってしまう人もいるかもしれませんが、当時は非常に画期的でたくさんの人を魅了しました。

モノクロタイプのカメラの登場
持ち運びに不便で長い間動いてはいけないダゲレオタイプのデメリットを解消するかのように生まれたのが、「ロールフィルム型」の写真フィルムです。
アメリカで開発されたロールフィルムは、高感度であるのにそのフィルムは薄くさらに、巻き取って使えることから瞬く間に人気が出ました。
その後も進化を遂げて「インスタントフィルム」も誕生し、さらにたくさんの人が利用するようになりました。
カメラの進化

フィルムが進化することによって同じようにカメラも進化を遂げて、手持ちでも撮影できるほど小型化していきました。
1925年には現代のフィルム型カメラの原型にもなっている『ライカA』が発売されその後、世界中でコンパクト化されたカメラが普及していきます。

■35mm ネガフィルム
フィルム先端(ベロとも呼ばれる)を引っ張ってカバーを閉じてセット完了。
はじめて使う方には「どこまで引っ張れば?」と、少々分かりずらい装填方法でもありました。
左写真のようにある程度奥(右)まで引っ張りカバーを閉めれば、あとは自動で巻き込んでくれます。

日本では『写るんです』という使い切りカメラが発売されるなど、写真が一般市民にとって日常的なものに変わっていきました。

10年ほど前までは、海・川などで使用できる防水専用やセピア専用、赤目軽減用、ちょっと上質なカメラなど、たくさんの種類の使い捨てカメラがお店に並んでいました。
またカラーで閲覧できる「リバーサルフィルム」も人気でした。記憶では2007年~2008年頃まで、リバーサルフィルムを多用されていた方が多くいらっしゃったように思います。

今はデータだから、なんか新鮮に感じる
リバーサルフィルムは、主にプロ・アマチュア向けのフィルムで、現像処理も特殊でした。写真店では現像できないところも多く、外注に出すことになるため、写真を確認するまで3~4日はかかりました。
街の写真屋さんの場合、プリント注文も含めると約1週間ほどが目安になります。
カメラの最先端『デジカメ』の登場

そして記憶にも新しい1980年代に、画像を電気信号に置き換えて記録することのできる
このビデオカメラの誕生はカメラ界に衝撃と感動を生み、同時にカメラ界のデジタル化の始まりとなりました。
あまり、今みたいに長時間の撮影は出来なかった記憶があります
そう考えるとホント便利になったよね!
さらにその後開発は進み、現代のデジタルカメラ(略してデジカメ)と呼ばれる静止画をデジタル化できる新たなカメラが誕生したのです。
デジカメの進化とともに、アナログのカメラは姿を消していきましたが、今なおレトロな雰囲気が味わえる使い切りカメラは一部の方から強い支持を集めています。
今の子聞いたら「バカ殿様」しか思い出さないと思う

フィルム写真のもつ独特の世界観(表現力)は、デジタルフォトにはないどこか奥深い魅力を感じるからだと思います。
TVドラマと映画の違いのような….
そんなところ!
映像の雰囲気違うよね
携帯電話の進化

携帯電話もカメラ同様、時代とともにめまぐるしい進化を遂げてきました。
カメラのように大型な物から、コンパクトな小型の物に進化し21世紀にはなんと携帯電話にカメラが搭載されたのです。
当時は白黒でしたが、写真をメールなどでも送ることができるため、手持ちの携帯電話から写真付の携帯電話に乗り換える人が続出しました。
その後、カメラ付携帯電話の写真も白黒からカラーになり『ガラケー』と呼ばれる携帯電話から今の、スマートフォンになることで手軽さだけではなく高機能になった写真を誰でも簡単に撮ることができるようになったのです。
現代では美しい写真がいつでも撮れるようになったことから、インスタグラムが流行し若い女性の間で大人気になっています。
こうして歴史を振り返ってみると、1829年の3月19日からたったの約190年でこんなにも進化を遂げるカメラは今後どうなるのか?と思いますよね。
きっと100年後いや、50年後、10年後すら今の私たちの想像を超えたカメラが誕生しそうです。
現代のカメラ
スマートフォンに搭載されたカメラだけではなく、近年ではカメラ本体の機能も充実してきています。
最先端のカメラは全自動で人物の顔を探して動き、ピントも合わし続けることができるんです。
まさにカメラがカメラマンになってくれるような画期的な機能で、これからロボットなどにも搭載されそうですよね。
さらには連写機能もかなりレベルアップし、1秒間で60コマもの写真が撮れるようになっておりスポーツ界などで重宝されています。
人間の目では追えないハイスピードな被写体でも連射機能を使えばかんたんに撮影することができるようになりました。
2001年から現在に至るデジカメの進化について
2000年~2002年頃は、200万画素のデジカメでも「高画質カメラ」という感じでした。当時はCASIO(カシオ)とTOSHIBA(東芝)のデジカメもよく見かけたのを覚えています。
2004年頃には、ソニーから800万画素のカメラも誕生し、少しずつフィルムカメラからデジタルカメラへと変えていく人が増えていったのを覚えています。

当時は約600万画素のカメラでも脅威的な画質を持つ憧れのカメラとして興奮していた記憶があります。
よほど興奮してたのね!
2001-2004年のデジカメ写真
2001年のデジカメ写真
2001年のデジカメでもなかなか綺麗に撮れています。
電車オタク?
でもキレイに撮れてるね!
ちょっと驚き…19年前でも今と変わらないね
2002-2003年
当時は、ただ趣味として自由気ままに写真撮影を楽しんでいましたが、今みても現在のスマホ同様に綺麗に撮れているように思います。
でもこれもキレイに撮れてる!
今のスマホで撮っても同じような画質だと思う
2002年頃からデジカメ用の「ワイドレンズ」や「望遠レンズ」なども販売されるようになり、デジカメによる撮影の幅が広がっていきました。
まぁいいや
2004年の写真

2005年頃までは、デジカメで真剣に写真を撮るというのは、少し甘く(お遊び)に見られる傾向がありました。私も公園や街でデジカメで撮影していたときによく周りから「あ、デジカメね…」とよく耳にしたりしていました。
アマチュアカメラマンの方だけでなく、周りの人たちからも「デジカメじゃあかんよ」みたいに言われてました。
2005年前後のデジカメでも綺麗な写真は撮れていましたが、まだフィルムカメラが色濃く残る時代でもありましたので、デジカメはまだ「おもちゃ」のような存在に見られていたように思います。
実際、当時はまだフィルムカメラと比べると、画質の面でもデジカメの写真は荒くて平面で深みのない感じもありましたので、おもちゃのように感じてしまうのも当然のことのように思います。
また、当時は4~6万円前後は当たり前の価格でしたので、1~2万前後で買える手頃なフィルムカメラに手を出す方が多くいらっしゃいました。
2006年頃になると、10.2メガピクセル(約1000万画素)のデジタル一眼レフ(NIKON D200)など各社で発売されるようになり、デジタルカメラに対する見方も大きく変わってきたように思います。
当時、写真店で働いていましたが、2006年頃からフィルム現像も大幅に少なくなり、デジカメプリントが当たり前になってきたことを覚えています。
また、2008年頃から写真店(とくに個人経営)が次々と閉店へと追い込まれていきました。
デジカメプリントに対応する機材の導入にも数百万円から数千万円の費用がかかることもあり、また先の見通しも立たずお店を閉めざるを得ない状況になりました。
また家庭用プリンターの登場も非常に大きかったと思います。
ちょうどデジタルへと変わる時代の節目だったのね
僕も家でプリントしてたし….
あとちょうどデジカメの魅力が全国的に見直された瞬間でもあったように感じます
※あくまで個人的な意見となります
2006年発売のデジタル一眼レフカメラの写真
約15年ほど前から現在の写真画質とほとんど変わらないカメラがすでに誕生していたように思います。
細かく見れば現在のカメラのほうが多機能で何倍も高画質であるのは間違いありませんが…しかし写真を見ても、ものすごい違いというものはないように感じます。
キレイに撮れてると思う

今思うと、2006年頃から1000万画素のカメラも一般に普及していき「これからは、デジタルフォト!」「デジカメは当たり前」となり、新たな時代の幕開けを感じさせる瞬間だったように思います。
2012年からのデジカメ
2012年にはフルサイズのデジタル一眼レフカメラや高画質なコンデジ(コンパクトデジカメ)も発売され、コンデジでも一眼レフ同等の写真が撮れるようになりました。
下記写真は、2014年発売のコンデジで撮影したものですが、HDR(ハイダイナミックレンジ)も搭載され、目で見た以上の綺麗な写真が撮れるようになりました。
詳しくは、「6年経った今なお人気の「RX-1000M3」の魅力とおすすめ機能」をご覧ください。
3月19日はカメラの歴史について学ぼう
カメラの歴史は190年と意外と浅いですが、この短い期間に凄まじい進化を遂げました。
やはり一番の進化は小型化されたことですが、現代のカメラは実際に目で見たかのように美しいものばかりです。
写真にしておけばたくさんの思い出を形に残すことができるので、カメラはこれからもたくさんの人の思い出を残していくのでしょうね。

カメラと写真の未来予想
現代ではカメラに慣れていない方でもスマホでかんたんに素敵な写真が撮れる時代になりました。
近年のAIや科学技術の驚くべき進化を目の当たりにしていると、あと10~20年後には、映画「ターミネーター」のようなアンドロイドも誕生し、目や腰などに搭載されたカメラでミスのない最高の写真が撮れる時代が来るのではないかと想像しています。
現在でもすでに人や障害物などにぶつかっても転んだりすることのない強靭な二足歩行ロボットが誕生しています。
このようなロボットが世界中で誕生しているところをみると、夢見がちな想像でもないなと思います。
たしかにあのロボットすごかったよね!
私も驚いた
写真撮影だけではなく、写真の編集(レタッチ)作業やフォトブック作成にしても、AIがすべて自動で理想通りの写真へと仕上げてくれる時代が到来するのは間違いないように思います。
写真編集に関しては、すでにAIの進歩により確立されつつありますし、「量子コンピューター」の誕生もあり、あと5年も経たないうちに完璧に近い形で実現するのではないかなとも感じています。
でもなかなかセンスの良い写真を選んでくれたのあったよね
ゴミ箱行きもあったけど

さっき話した写真屋さんの次はカメラマンかも
まだ先の話だし、たとえカメラの性能が良くなっても撮る人の腕もあるから、まだまだ大丈夫なんじゃないかな~
でも将来のこと真剣に考えないとね!

もしかすると、リアルなロボットではなく、このようなかわいいロボットが写真を撮る時代が来るかも知れません^^
たくさん撮ってもらいたいな♥
なんでやねん!悲しすぎや
ほんまかんにんやで
いやんなるわ~
大阪生まれだからかね?たまらんわ~間違えた…かなわんわ
おわりに

カメラ誕生から190年
カメラの進化により現在では誰もが素敵な写真が撮れる時代になりました。
しかし、今現在では家族写真にしても「家族全員(集合写真)の記録」を残すには、カメラを三脚に固定して撮影したり通行人の方にお願いをして撮影するしかありません。
「自撮り棒」でもバストアップはかんたんに撮れますが、全身写真となると、正直無理だと思います。
魚眼(フィッシュアイ)レンズや超広角レンズ(14-16mm・35mm換算)をスマホに設置すれば撮れると思いますが、おそらく全体のバランスは、良くないように感じます。
要するにそういうことです
自分で全身撮るのは難しいからカメラマンにお任せでいいんじゃない?
もっとかんたんに
最近では「自撮り用」にも使える小型ドローンも人気です。
家で飛ばしてフォタローのハゲ頭撮りたいなと思った笑
自分自信で撮影する方法はたくさんありますが、出張カメラマンをご利用いただければ、当然のことではありますが、三脚や自撮り棒、ドローンなども利用せず簡単に写真撮影が可能になります。
記念写真の出張撮影をご検討の方は、お気軽にフォトッテにご相談ください。
